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2026年9月版

【特集】ルーター1台で家族と来客のWi-Fiを分ける|有線の扱いと、ホームゲートウェイとの併用

この記事の結論

Aterm 7200D8BEのSSIDは2つで、来客用に使うセカンダリは出荷時から分離が有効。セカンダリにつないだ端末は、家族のWi-Fiにも有線でつないだ機器にも触れません。家庭用・仕事用・来客用の3つに分けるにはASUSやUniFi、GL.iNetが要ることと、その値段。回線側のホームゲートウェイと二重ルーターにならないようにする手順まで。

目次を開く
  1. 結論:2つのSSIDで足ります
  2. セカンダリSSIDは出荷時から分けられている
  3. 有線のポートはプライマリの扱い
  4. 3つに分けたい場合(見送った選択肢)
  5. ホームゲートウェイとの併用
  6. 入居後に確かめること

前回はルーターの機種を決めるところまででした。この記事は、決めたあとに考えた「家族と来客をどう分けるか」と「回線側の機器とどう併用するか」です。

結論:2つのSSIDで足ります

Aterm 7200D8BE のネットワーク名(SSID)は、プライマリとセカンダリの2つです。この2つをこう使います。

  • プライマリと有線: 家族の端末と仕事のパソコン
  • セカンダリ: 来客用

最初は、家庭用・仕事用・来客用の3つに分けるつもりでした。調べた結果、3つに分けられる機器は値段が上がり、設定も増えます。家族の間で分ける必要はないと考え直して、2つに落ち着きました。

セカンダリSSIDは出荷時から分けられている

7200D8BE のセカンダリSSIDには「リモートワークWi-Fi」という名前の分離機能があり、工場出荷の状態で有効です。公式マニュアルの説明では、この機能を有効にしたSSIDにつないだ端末は、次のどちらにもアクセスできません。

  • もう一方のSSID(プライマリ)につないだ端末
  • 本体に有線でつないだ端末

つながるのはインターネット側だけです。名前は在宅勤務向けですが、中身は来客用のネットワークとして使えるものです。SSID名とパスワードは自分で決められるので、来客用と分かる名前にしておけば十分です。

有線のポートはプライマリの扱い

気をつける点がひとつあります。有線のポートにつないだ機器は、いつもプライマリ側の扱いです。裏を返すと、この機種では「来客に貸す隔離された有線」を作れません。

我が家ではパソコンを有線でつなぐので、この仕様はむしろ都合が良い形になりました。来客に有線を貸す予定があるなら、機種選びの段階で見直したほうがいいところです。

3つに分けたい場合(見送った選択肢)

家庭用・仕事用・来客用を別々に分けるなら、次のような機器になります。値段はいずれも2026年9月17日時点です。

  • ASUS のゲストネットワークプロ: 対応機種でVLANを作って分けられます。公式のサポートページに対応機種の一覧があり、Wi-Fi 7で10GのWANを持つRT-BE96Uも含まれます。ただし国内の通販では見当たらず、実勢価格を確認できませんでした。
  • UniFi: ゲートウェイの UCG Fiber が51,008円、アクセスポイントの U7 Pro が32,763円(いずれも税込、公式の日本ストア)。2台で8万円を超えます。どちらも同日時点で完売の表示でした。賃貸で家族・IoT・来客の3つに分けた実例の記事はあり、作りたいものはこれで作れます。
  • GL.iNet Flint 3: 29,999円で、OpenWrtベースなのでVLANや複数のゲストネットワークを標準で作れます。ただしポートはすべて2.5Gbpsで、単独の10Gポートがありません。10Gの回線を1台で受けきれないので、今回の用途からは外れます。

いずれも、家族と仕事を分けるためだけに払う額としては大きいと判断しました。ただ、数年後に子どもがネットワークにつなぐ機器をどう使うかを見て、構成は見直すつもりです。そのときに3つ以上に分ける必要が出てくるかもしれません。

ホームゲートウェイとの併用

回線側から機器を借りる場合、市販のルーターと二重になる点に注意が要ります。

二重ルーターになると何が起きるか。 ホームゲートウェイと市販ルーターの両方がルーターとして動くと、NATが二重になります。速度が落ちる、外から自宅の機器につなげない、オンラインゲームや一部のアプリで不具合が出る、といったことが起きます。

対処。 市販ルーター側をブリッジ(アクセスポイント)モードにします。7200D8BE はこのモードでも分離機能の設定ページがあるので、来客用の分け方は変わりません。ELECOM の WRC-BE94XSD-B は、APモードだとゲスト用SSIDと有線の機器の間が遮断されない旨がマニュアルに書かれています。ブリッジで使う前提なら、ここは差になります。

ひかり電話を使う場合。 ホームゲートウェイのルーター機能を止めると電話が使えなくなるため、基本的に止められません。市販ルーター側をブリッジにする形になります。

そもそも借りるべきか。 NTT東日本のフレッツ光クロスには、10GBASE-T対応のレンタルルーターがあり、本体は月550円です。ひかり電話の契約は条件になっていません。設置と設定を自分でやるなら工事費はかかりません。光コラボで契約する場合は、各社の貸出条件によります。10Gに対応した機器を借りられるなら、市販のルーターを買わずに始めて、不満が出てから買い足す道もあります。

入居後に確かめること

  • 来客用のSSIDから、家族の端末と有線の機器に本当に触れないか
  • ブリッジモードにしたときも分離が効くか
  • 回線側の機器を借りるか、買ったルーターだけで済ませるか

確かめた結果は運営者のホッピング記録に書きます。宅内の配線そのものについては新築時の宅内LAN配線ガイドにまとめています。

来客用ネットワークと機器のよくある質問

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