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2026年9月版

【特集】光回線を途中で抜けるときの費用と手順|解約金・工事費の残りを次の会社に肩代わりさせる

この記事の結論

光回線を契約期間の途中で抜けるときにかかる解約金と工事費の残りを、GMOとくとくBB光やBIGLOBE光の他社違約金補助で取り戻す手順。補助は今の回線を解約する前に申し込むこと、途中で抜けた工事費の損は割引の開始が遅れた数ヶ月分で頭打ちになること、並行開通と解約後の開通の違い、工事を繰り返すことの家への影響まで。

目次を開く
  1. ドコモ光10GとSoftBank光10Gの事業者変更
  2. 解約費用を肩代わりしてくれる補助
  3. 申し込む順番
  4. 途中で抜けたときの工事費の損
  5. 並行開通か、解約してから開通か
  6. 受け取る前に解約しない
  7. 工事を繰り返すことの家への影響

このシリーズの1本目では、量販店の光を12ヶ月前後で抜けてGMOとくとくBB光に新規で入り、GMOからBIGLOBE光へ移る組み立てにしました。どちらの乗り換えでも、前の会社に払う解約金や工事費の残りを、次の会社の補助で取り戻す前提です。この記事はその実務です。

ドコモ光10GとSoftBank光10Gの事業者変更

光コラボどうしの乗り換えは、普通は事業者変更で工事なしにできます。ところが私が検討していた会社のうち、ドコモ光とSoftBank光は、10Gプランだと事業者変更で他社へ出られませんでした(2026年9月時点)。ほかの会社は調べていないので、同じ制限がないかは申し込む前に確かめてください。

  • ドコモ光10G: 他の光コラボへの事業者変更は申し込めず、1ギガに変更すれば可能とされています。1ギガへの変更には工事が要ります。
  • SoftBank光10G: 公式FAQに「事業者変更のお申し込みを受け付けていません。現在ご利用中のサービスをご解約の上、新たにご契約ください」とあります。他の光コラボから入るときも新規契約で、立ち会い工事が必要です。

不便に見えますが、ホッピングでは使えます。次の会社には新規で入ることになるので、同じ家で最初の1社しか使えないはずの新規の特典を、もう一度使えるからです。

解約費用を肩代わりしてくれる補助

GMOとくとくBB光:他社違約金補助特典(上限60,000円)

  • 対象の費用:他社の解約金、撤去費用、工事費や端末の残り など
  • 条件:申し込む時点で他社のネット回線を使っていること。新規に限りません
  • 期限:開通月を1ヶ月目として3ヶ月目の末日までに他社を解約し、明細の写真を提出

BIGLOBE光:解約金サポート特典(上限40,000円)

  • 対象の費用:他社光回線の契約解除料、工事費の残り、撤去費用
  • 条件:申し込む時点で他社サービスを使っていること。新規と事業者変更のどちらも対象で、価格.com経由の申込ページにも載っています
  • 期限:課金開始月から6か月以内に申込書と証明書を提出

GMOは鬼安キャンペーンのLP、BIGLOBEは価格.comのプランページの記載です(9月16〜17日に確認)。ほかに SoftBank光のあんしん乗り換えキャンペーン(最大100,000円)や NURO光の乗り換え特典(最大60,000円)もあります。

申し込む順番

  1. 次の会社に申し込み、補助の申請もする(GMOは申込完了メールにある専用フォームから)
  2. 次の会社が開通したら、今の回線を解約する
  3. 解約金と工事費の残りが載った明細を取っておき、期限までに提出する

順番を逆にすると補助は出ません。GMOのLPには「対象サービスにお申込みの時点で他社サービスを解約されている場合には、キャンペーンの対象外」と書かれています。先に解約してから申し込むのは、一番やりがちな失敗だと思います。

途中で抜けたときの工事費の損

「工事費の相殺を最後まで受け取らずに抜けるのは損では」という点を確かめました。SoftBank光10Gの工事費は47,520円で、1,980円×24回の分割を、7ヵ月目から24ヶ月間の同額の割引で相殺します。次の会社の補助で残りが戻る前提だと、抜ける月ごとの負担は次のとおりです。

抜ける月分割割引一括請求実質負担
6ヶ月目11,880円0円35,640円11,880円
12ヶ月目23,760円11,880円23,760円11,880円
24ヶ月目47,520円35,640円0円11,880円
30〜31ヶ月目47,520円47,520円0円0円

「分割」は払った分割の合計、「割引」は受け取った工事費割引、「一括請求」は抜けるときにまとめて請求され、次の会社の補助で戻る額です。7〜24ヶ月目のどこで抜けても、損は割引の開始が遅れた6回分(11,880円)で変わりません。

  • ドコモ光10G: dポイントの付与が利用開始月の7か月後の月からなので、損は7回分(約8,400円分)です。
  • GMOとくとくBB光: 分割も割引も1ヶ月目から始まるので、残りが補助で戻れば損はありません。

この損より、キャンペーン後の割高な月額を払い続けるほうが大きくなります。SoftBank光は応援割が終わると、BBフォンを外しても月6,932円です。

使い切ってから抜ける場合は、補助の使い方が逆になります。 解約金0円で抜けられる時期(SoftBank光は24〜26ヶ月目)は、相殺が終わる時期(30〜31ヶ月目)より早く来ます。そこまで使うなら、相殺を最後まで受け取ってから抜け、解除料6,380円を次の会社の補助で取り戻すのが一番得です。

並行開通か、解約してから開通か

次の会社に新規で入るときは、今の回線を使ったまま2回線目を引く方法と、今の回線を解約してから家に残った設備で開通させる方法があります。

並行開通解約後に開通
ネットの停止なし数日〜数週間
余分な費用月額1ヶ月分の二重払い空白を埋める費用
GMOの工事費26,400円3,300円
12ヶ月後の残り17,424円2,112円
家の工事引込線と光コンセントを追加ほぼなし

二重払いは6,000〜7,500円ほどです。GMOの工事費は、並行開通だと派遣工事で36回分割、解約後に家の設備を使えれば無派遣で35回分割になり、どちらも分割額を月額から値引きして相殺します。「12ヶ月後の残り」は、GMOを12ヶ月で抜けたときに請求される工事費の残りです。

  • GMOの残りの扱い: GMOの残りは次のBIGLOBEの補助で戻るので、最終的な差は小さくなります。GMOの説明では一括請求の対象を「派遣工事が発生したお客さま」としているので、無派遣なら残りを請求されない可能性もあります。
  • 無派遣で済むか: NTTが決めます。今の回線を解約するときに、撤去工事は頼まないでください。
  • 空白を埋める手段: 数日ならスマホのテザリングで足ります。数週間になるなら、外部のレンタルWiFiが月2,000〜6,600円ほどで、事務手数料3,300円前後が多いようです。開通前の無料レンタルはドコモ光や SoftBank光にありますが、どれも「その会社に新規で申し込む人」向けで、GMOとくとくBB光には見当たりませんでした。
  • 私の選び方: 配管に2本目の線が通るなら、止まらない並行開通にします。

受け取る前に解約しない

  • GMOのキャッシュバックは、開通月を1ヶ月目として11ヶ月目に案内メールが届き、口座を登録した翌月末に振り込まれます。振込前に解約すると対象外です。
  • BIGLOBEのキャッシュバック(価格.com経由)は12か月目と24か月目で、それぞれその月の2日から45日間に手続きが必要です。受け取る前に解約すると対象外です。
  • 補助がいつ振り込まれるかは確認できていません。申込時に聞いて、振込を見てから次へ移ります。

工事を繰り返すことの家への影響

事業者変更は書類上の切り替えだけなので、家には何も起きません。家に手が入るのは新規で入るときで、この組み立てだと10年で2〜3回です。

  • 事業者変更: 何も起きない
  • 解約してから家の設備を使って新規(無派遣): ほぼ何も起きない。NTT局内の切り替えと機器の交換だけ
  • 並行開通(2回線目): 電柱から2本目の引込線を引き、外壁の固定金具を足し、配管に線を通し、室内に光コンセントを増やす
  • 解約時の撤去工事: 引込線や金具、光コンセントを外すので、外壁と室内にビス穴が残る

気になるのは外壁のビス穴と配管の詰まりです。

  • 外壁: 工事の日に「既存の金具と配管を使ってほしい。新しく穴を開けるなら事前に相談してほしい」と伝えます。新築の防水部分は施工会社の保証の対象なので、後から開けた穴をどう扱うかも施工会社に聞いておくと安心です。
  • 配管: 使わなくなった引込線を残したまま2本目を通していくと、配管が埋まって次が通らなくなります。並行開通の後は古い線を撤去してもらうか、次は解約してから同じ設備を使う方法を選びます。通線用の呼び線を配管に残しておいてもらうと、次の工事が楽です。

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